# さて、長かった福島シリーズもこれで最後
先のお店から卸売市場方面を経由して駅方面に向かおうとした矢先に…、想定外のお店が。しかも開いていたのでちょいと寄ってみることに。
場所は国道4号線と13号線の間、卸売市場前を東西に抜ける道路の途中にある自家焙煎珈琲店…

自家焙煎珈琲 じゃ豆(じゃず)。

店内は入るといきなり左手に大釜の焙煎機があり、正面奥に長くカウンター席が6席ほど、さらに奥にテーブル席が4席ほどか、こじんまりとした店内。
さすがにそこは豆売りが主なのでブレンド、ストレートを含めて豆は常時大体15,6種類ぐらいほど取り揃える。
さて、今回はお茶使いで…

じゃ豆ブレンドを。
お店データ
自家焙煎珈琲 じゃ豆
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所在地:福島県福島市鎌田字町55−10
営業時間:11:00~19:00(金,土,月)
11:00~18:00(火,水)
定休日:木,日
電話番号:024-553-0157
http://www6.ocn.ne.jp/~jazzcafe/

聞く所に寄ると店主はひたちなかのサザコーヒーで学ばれたらしい。foodはかなり少なめで少々茶菓子がある程度。一方で地元使いでちょくちょく豆を買いにお客さんが来られており、豆には安定性があるよう。福島市内の自家焙煎珈琲店は意外と仙台以上に多く存在するが、その中でまた違った地元系アプローチを感じる1店である。
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以下余談
以上で南東北長期シリーズは(一応)終了。
なんだかんだ言いながら換算すると福島(県内)だけで1日1店は行っていた計算になるのだが、結局福島市内はネタ切れでB級グルメに少し走ったのも事実。やっぱりカフェとしてはなかなか難しい土地なのかもしれず。一方で珈琲店が多いのも面白い。
私が福島に1ヶ月ほど居て感じたこと。3.11&例の件で2つほど手遅れで行けなかったお店(cafe in CAVE@庭坂とカフェ阿吽@福島駅西口)のが心残りだが、簡単に。
・日本で一番放射線に知識がある&冷静なのは福島県民
(ふつーに地元の牛乳には需要があった、ただし水道はミネラルウォーターがそこそこ売れていたようだが…)
・如何にして放射線測定で信頼出来る第三者検証機関を確立するか
(アメリカの牛肉BSE事件とある意味本質は同じ)
・出ていく人、とどまる人、それぞれの人生。「できることなら」そこにとどまる人を応援したい。
(ex. 渡利地区の風と木、土湯温泉の空cafe、そして元飯舘村の椏久里)
・一番福島で印象に残ったのは、地元ヤンキーからおっちゃんまで愛される、駅前ダンケシェーンのマダム。
・今我々にできることは「放射線を正しく怖れ」、冷静な目でリスクコントロールをおこない、そして福島のものを安全に買うこと。
(ゼロが最終目標だが、(自然界に存在するモノを勘案して)そこに固執するのはどうかと考える。ただしいかに見える形で信頼出来る定量的数字を市場に出すかが最大の課題)
その他思い出すといくつか出てくるかもしれないが、機会があれば無理のない範囲で福島(特に中~浜通り)を支えていければと思うのである。
# できればこの方に福島珈琲本を書いていただきたいところだが…(多分色々な理由でムリだと思うが)
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